キラキラ光る宝物

君はどんな時も宇宙一

看護学生の就活

はてなブログで見る就活の記事が好きでTLに流れてくるとよく読んでいた。だが、私の進路とは真逆だったため共感というより興味本位で見ていた。

ふとTLに流れてきた就活のはてなブログを見て、私の場合も参考になるかも?と思い、友達と待ち合わせまでの電車の中で思いつきで書き始めてみた。
文字を大きくするやり方も太くするやり方もわからないのでそのまま書いてみる。

私は生まれも育ちも北海道!
ジャニーズJr.の松田元太くんを好きになったことをきっかけに北海道を出る機会が多くなった。飛行機を安く予約すること、ホテルを安く予約すること、乗り換えアプリを使って遠征会場まで行くこと、人生で大切なことは全てジャニーズが教えてくれたと言っても過言ではない。

そんな私は大学に入学するまでは、附属の大学病院に就職するつもりだった。なぜなら、大学から奨学金を借りた年月その附属病院で働くと返済の義務がなくなるからだ。これは、看護の世界ではよくあることである。
いわゆる“お礼奉公”ってやつだ。なんてお得だ!!!って当時の私は思っていた。。

北海道では割と当たり前だが、大学に入学するのと同時に一人暮らしをすることが多い。
(関東の友達は割と実家から通ってるイメージ)

理由は安易に実家から大学まで通える距離ではないからだ。私の実家から大学までは車で4時間半くらいかかる。実家まで帰る公共交通機関は電車や飛行機はなく、バスは1日2本。7時間ほどかかる。

私も当たり前に一人暮らしをしていた。入学当初は大学からの奨学金は生活費に当てようと思っていた。けど、もし就職しなかった時のことを考えて手を付けず、4年後も附属の大学病院に就職することになったら車でも買おう!なんて呑気に考えて借りるだけ借りていた。

安易に使わなかった私ありがとう!!!!笑

そんな私が関東に就職を考え始めたのは、大学2年生のとき。1学年上のジャニオタの先輩と出会ってからだ。その先輩と仲良くさせてもらって関東就職を考えてると聞き、ぼんやり考えて始めた。そして日に日にその想いが強くなり、ある時母に相談した。すると、母は「〇〇の人生なんだから好きなようにしなさい!」と強く背中を教えてくれ、それが着火剤になりその日から病院を探しまくった。

大学2年生の3月。初めて合同説明会に参加した。
この時期から就活を開始する人はあまりいなかった。かなり早めだったと自分でも思っていた。

関東に就職する!!!!っていう意気込みは良かったものの何も情報がなくて不安だったため、とりあえず早くから始めようと思いこの時期から参加した。
(北海道の病院は6月7月から採用試験を開始することが多いが、関東の病院は4月から開始されるためスタートダッシュに遅れては行けないと虫の噂に聞いていた)
計50病院以上が参加する大規模な説明会で、北海道だけではなく道外の病院も来ていた。

とりあえず、関東の病院に話を聞いてみたがそこで気づいたのが、私は「関東に就職する!」って気持ちだけで、具体的な希望が全くと言っていいほど決まっていなかった。というか希望する診療科すら決まっていなかった。

今考えたらこの時期から希望する診療科が決まってる人はすごいと思う!!!!
(私がポンコツなのかもしれない)
実習に行く中でそれぞれの診療科がどのようなものかわかるようになるし、まあ実習に行ってもわからないもんはわからないと思う!笑


特にこの病院が良い!!!!って思える病院はなかったが、とりあえず病院見学?インターン?とやらに1回行ってみようと思った。
ちょうどSHOCKとジュニア祭りで東京に行く予定があったので、病院の人事の方と相談し病院見学を設定してもらった。
ちなみにその日は朝から横アリまで行ってげんたくんのうちわとフォトセを買い足し、コインロッカーに預け、病院見学後SHOCKの夜公演に入った。かなりハードだった、、、笑

私は早い段階で病院見学に行き、実際に自分の目で見なきゃわからない!
ってことに気づくことができた!
説明会は、いわば大学の部活動やサークルの新入生歓迎会と同じだと私は思っている。
新入生歓迎会の時は先輩たちはとても優しくて、良いところしか言わない。けど、実際にその部活動やサークルに入ってみると、え、、、?あれ???なんてこと経験しませんでしたか??
あるあるだと思う。

たしかに病院見学やインターンでも担当の方々は良い顔はしてるだろう。だけど、なんとなく雰囲気でここはちょっと、、、とかここなら大丈夫かも、、、とか感覚的に感じるものがあった。
(ちなみに初めて病院見学に行った病院はあまり綺麗じゃなくてここでは無理!!!って思った。毎日働く環境だから綺麗さは大事!!!)

とりあえず私が譲れない条件としたのは
①母体が大きい病院
②2交代勤務で4週8休
③基本給が20万以上
④ボーナスが夏と冬を合わせて〇円以上
⑤病院が家を用意してくれる
これらだった。

①母体が大きい病院
母体がしっかりしている病院は、病院の経営もしっかりしているんじゃないかな〜と思った。病院の経営が良ければ給料やボーナスも良いだろう、、、と。また、大規模な病院だと様々な疾患の患者さんをみることが出来るのではないかと思った。若いうちにいろんな知識や経験を得たいと思った。さらに、キャリアアップをしたいと思った時(認定看護師、専門看護師など)学費を援助してくれたり、出張扱いで給料をくれたり、フォローアップ体制が整っているのもこのような病院の方が多かった。

あと、これは本当にどうでも良いことだが、一応私が通っていた大学は国立大学だったため、少しでもちゃんとした病院に就職したいという謎のプライドがあった。ちゃんとした病院って何?って感じだが。。。

②2交代勤務で4週8休
看護師の勤務体制には、2交代と3交代がある。
2交代は日勤と夜勤。3交代は日勤と準夜勤と夜勤。詳しい違いはGoogle先生に聞いて貰えばすぐわかると思うが、私が2交代を希望したのは休みが多くなるからだ。2交代だと夜勤明けとその次の日は必ず休みになる。休みが多くなればそこで現場に行けると思ったからだ。今はほとんどの病院で2交代を採用しているはずだ。
4週8休とは、4週間のうちに8回休みがあることだ。土日休みの人たちと同じ休みと考えていいだろう。中には4週7休や6休などもあり、意外とちゃんと見ないと見落としてしまうポイントかもしれない。

③基本給が月給20万以上
オタクをしていく上で所得は非常に重要だ。出来るだけたくさんお金を貰いたいと思う心理は誰にでもあることだろう。いろんな病院の月給を見ていると、月給30万以上などと書かれていることがたまにあった。だがしかし、それは基本給+その他手当を合わせた金額だ。その他手当とは、住宅手当や資格手当、夜勤手当などだ。その手当てを引くと月給20万を切る病院は多々あった。手当が絶対に確実にもらえるわけではないし、紙面上の金額に騙されまい!!!と思い、基本給がいくらなのかを確認するようになった。


 ボーナスが夏と冬を合わせて〇円以上
これもとにかくお金が欲しかった!笑
(生々しいので〇で自粛します)
だってオタクするのにお金は必須なんだもん!!!!他にも服にも化粧品にもご飯にも色んなところにお金がかかるんだもん!!!
ボーナスは基本給×〇ヶ月分で計算されていた。募集要項にあるボーナスの欄がぼやかされている病院は最初から目もくれなかった!!!
と!に!か!く!お金にがめつい女でした。

⑤病院が家を用意してくれる
多くの病院では、病院が借り上げたり専用の寮があることが多い。病院の立地によって家賃も変わるし、病院によって住める期間も変わる。
出来るだけ安くて、割と綺麗で、長く住める家がいいなと思った。


おいおいおい!福利厚生ばっかりじゃん!
ってツッコミが来そうな条件。

こういう考えになったもの、合同説明会である病院の看護部長さん👩🏻と話したのがきっかけになった。
👩🏻「なんで関東に来たいんですか?」
私「え、、、あの、、趣味を充実させたくて、、」
👩🏻「あら、どんな趣味なの?」
私「舞台鑑賞とか、、、です、、」
👩🏻「素敵ね!!!私も見たことあるわ!」
私(宝塚とか劇団四季だと思ったかな)
👩🏻「看護師という仕事は細く長く続けるものだと思うの。とてもハードな仕事だから無理しすぎて自分が壊れてしまったら元もこうもないのよ。仕事と私生活でしっかりオンとオフを切り替えられることはとっても大切なのよ。オフでしっかり息抜きできる環境を作ろうとしているあなたは素敵だわ!!」
私「あ、ありがとうございます!!!!」

"看護師という仕事は細く長く続けるものだと思うの。"という言葉に強く共感した。

看護師になったからといって、生活の全てを仕事に注ぐなんて誰もができることじゃないし、それは強要されるべきことでもない。
私は自分が生活をしていくための職業として“看護師”を選んだだけである。

みんながみんな「小さい頃の憧れ」とか「人のためになる仕事」とかで看護師になろうとするわけではない。

オフの環境を整えるためにはどうするべきか。
休みがある程度確保されないと現場には行けない。
お金もないと現場にはいけない。
節約できるところはしたい。

そんなことを考えていたらこんな条件になっていた。でも、我ながらにわかりやすい条件だと思う。


3年生の夏休みに初めてインターンシップに行く計画を立てた。

ナース〇科や〇イナビなどで、先ほどの条件を検索にかけて気になる病院をピックアップしてみた(授業中に)
また、看護師のインターンシップでは交通費や宿泊費を支給してくれる病院も多くあった。
全額してくれる病院もあったり、上限が決まっている病院もあったり様々だ。
北海道からだと割と支給してくれる。先輩や同期の中には、インターンをしながら旅行してる人もいた(秘密)
気になる病院の間に交通費や宿泊費を支給してくれる病院のインターンに行き、出費を軽減させようと考えていた(ケチ)

3年の夏休みは5つほどインターンに行った。
大小様々で東京千葉神奈川の病院だった。
かなりしんどかった。。。

病院によっては9時から17時などのところもある。
かーなーり長い。。。

一生懸命話を聞きながら(聞くフリをして)、
慣れない環境で笑顔を振りまいて、真面目(そうな顔をして)姿勢正しく、、、
帰りはくったくただった。

また、私がインターンシップに選んだ時期はちょうどこっちで現場がある時期だった。

朝8時からインターンシップに行って、13時過ぎに終わりそのまま夜公演に入ったり、、、夜公演後終電で遊んだ次の日の朝からインターンシップに行ったり、ハードすぎた。

あまり予定を詰めすぎるものではないと実感した。


結果としてインターンに行ったはいいがどこの病院がいいのか余計わからなくなってしまった。


そこで、先に就職していたオタクの友達👧🏻に相談してみた。

私「インターンに行けば行くほどどこの病院がいいかわからないんだけどさ、どんな感じで今の病院に決めた?」
👧🏻「ピンと来るんだよ!自担と出会った時と同じ!ここだ!!!!!ってビビビッって感じるから!」

そうか!もうここまできたら感覚なのか!!!
自担と出会った時みたいにビビビって感じるまで探すしかないか!!!!


夏が終わりあっという間に秋が過ぎて、領域別実習が始まった

その中で私は在宅看護学に興味を持った。在宅看護学とは、健康問題や障がいがありながらも在宅や施設で暮らしている人や家族に対して、その人たちがその人らしい生活をできるように支援をしていくとかそんな感じだ。
訪問看護とかなら聞いたことがある人たちもいるだろう。
詳しいことはGoogle先生に聞いてください🗣
(すぐ人任せ)


病院で入院していると、どうしても病院のルールに患者さんを合わせなければいけない。しかし、在宅看護は利用者さんやその家族がが求めなければ導入することはできない。患者さんやその家族がルールになるのだ。

実習をしていく中で、どの患者さんも「早く家に帰りたいな〜」とよく言っていた。利用者さんやその家族が住み慣れた環境で生活していくことの大切さに改めて気づいた。

どうしても病院で入院していると患者さんのできないところいわば“弱み”に目が行きがちだが、どの患者さんにも“強み”がある。その“強み”を生かしながら、健康問題や障がいと共に生きていくことができるのが在宅看護学なのではないかな〜と考えたのだ。


今まではむやみやたらに大きな病院を探したけど、地域に密着していて今後自分が在宅看護学領域で関われる病院もいいな〜と思っていた。


そして、3月で一旦実習が終わり3年の春休みになった。今回のインターンシップは興味のある病院のみ行くと決め、3箇所に絞って行った。

それでも、インターン後にSHOCKの夜公演に入る生活は変わらず、インターン後ガンダして帝劇に向かっていた。


そこで私はやっとビビビっとくる病院に出会った。実際は、自担に出会った時ほどのビビビではなかったけれど()ここなら働けるかも〜と思えたはじめての病院だった。


その病院のインターンシップで担当してくださった看護師👩🏻さんとはなしてたとき

👩🏻「就職する上で大切にしたいなって思うことある?」
私「えっと、私は私生活を大切にしたいです(この人なら正直に言っても大丈夫かも、、、)」
👩🏻「そうだと思う!実は、私ジャニオタなんだけどね!」
私「(食いぎみに)え?!?誰ですか??」
👩🏻「恥ずかしいよ!ジュニアだし!」
私「え!!!私もジュニア好きです!松田元太です!」
👩🏻「そうなの!私はなべしょ!この前も夜勤明けで南座行ってたよ!」
私「そうなんですね!すごい!私もこれからSHOCKです!」
👩🏻「私元光一担だからよくSHOCK行ってたよ!実はね私この前まで転職しようとしてたの」
私「え?なんでですか??」
👩🏻「もっと楽に働かないかなと思って。けど、どんなに休みがあってもお金がないとオタクできないでしょ!ここは月に3回は希望休取れるし、なんとかオタクしていけるくらいの給料はもらえるからやめれなかったんだよね
私「なるほど!参考になりました!」


私はこの看護師さん👩🏻と話してこの病院にしようと9割固めた。(単純)

規模的にはそこまで大きな病院ではないけど、一応大学病院。地域密着型で訪問看護ステーションも併設されると聞いた。

ここなら働きながらオタクもできて、自分がやりたい仕事もできるかもしれない、、、!と初めて思うことができたのだ。

そんなこんなで第一志望の病院を決めることができた。
看護師の就活の場合、多くの病院を受けることは少ない。ほとんどの人が1病院しか受けないのだ。大規模な有名病院だと倍率が高いのかもしれないが、、、、。
一応、第二志望の病院も決めて、第一志望の病院に落ちたら、第二希望の病院に願書出そう!って気楽に考えていた。

結局のところ私は無事に第一志望の病院に合格し(面接の出来が悪すぎて落ちたと思った)

領域別実習、統合実習、卒業研究、国家試験を全てクリアし、この4月から夢にまで見た関東での就職を果たしたのだ!!!!


今までなら500円だと家から空港までしか行けなかったのが、家から現場の往復ができる!!!!
飛行機代や宿泊費、飛行機の時間など気にしなくていい!!!なんていろんなことに夢を膨らませていた。


だがしかし、コロナの影響で全ての公演が中止・延期になってしまった。

あれ?私何のためにこっちに就職したんだっけ?と自問自答してしまう。

いつかコロナが収束して、関東で就職した意味を見いだせる時が来ることを切に願う。
 


ズタボロな文章だが、地方から関東に就職しようと思っている看護学生の参考に少しでもなれば嬉しいです!!!
みなさんがビビビッとくる病院に出会えますように!
そして、無事に実習や国家試験を乗り切れますように!